ゴム
英名はラバーウッド (rubber wood)、中国名は橡膠樹ラバートリー材やマイアン材、イースタンオークと呼ばれることもある。トウダイグサ科 Hevea 属の広葉樹。散孔材。学名のヘベアブラジリエンシスが示すとおりブラジル原産であるが、現在ではゴムを採取するため東南アジア、南太平洋地域で造林されている。辺心材の差はほとんどなく、材は灰白色から淡黄色を呈す。やや軽軟で加工は比較的容易。プレナー掛けする際は逆目になりやすい。釘づけ、接着はほぼ良好。青変菌に侵されやすく、乾燥させる際に注意を要する。 屋外での耐久性は低い。集成材に加工されて学習机やテーブルの天板に用いる他、造作材、合板材、パーティクルボード、パルプ原料などに利用される。 また、ロクロ加工に向くので階段の手摺り等に利用される。採取される樹液、ラテックスは、天然ゴムの原料とされ、木材としては最近になって利用されるようになった。
●厚さ25〜30mm × 奥⾏50〜600mm × ⻑さ100〜3000mm × 1本●研磨等の仕上げは施してありません。